転職を希望する理由
私がエンジニアへの転職を希望する理由は、これまで培ったユーザー理解と業務改善の経験を生かし、情報提供にとどまらず、課題を継続的に解決できるプロダクトを開発したいからです。
これまで約8年間、ITサポートや業務改善に携わった後、2023年からフリーランスとしてメディア運営やWebサイト構築支援を行ってきました。
メディア運営では、ユーザーの検索意図を分析し、複雑な情報を整理して、必要な情報へ迷わず到達できる構成を設計してきました。タイトルや記事構成の改善によるPV向上、Webサイトの導線見直しによるクリック率向上など、ユーザーの行動をもとに改善を重ねた経験があります。
その一方で、メディア運営を続ける中で、情報を整理して伝えること以上に、課題そのものを解決する仕組みをつくる仕事に適性と関心があると認識するようになりました。
過去の経験を整理すると、私は一貫して次のような役割に取り組んできました。
- 利用者や現場の課題を把握する
- 必要な情報や技術を調査する
- 解決策を設計・実装する
- 利用者が継続して使える運用へ落とし込む
この一連の工程を、ソフトウェア開発を通じて専門的に担いたいと考え、エンジニアへの転職を決めました。
これまでの改善経験
ITサポートや業務改善の仕事では、担当範囲に限定せず、現場の負担を減らすための改善を行ってきました。
- 専任担当者が毎日ほぼ一日を費やしていた定型申請業務に対し、Power Automate Desktopを用いたRPAを提案・実装
- 複数拠点のIT資産をExcelで集約していた業務の一部をMicrosoft Accessへ移行し、ファイル競合と集計負担を軽減
- 属人化していた業務手順をMarkdownで文書化し、Gitによる変更履歴管理を導入
- 全国約20拠点向けの映像配信システムについて、構成検討、導入、問い合わせ対応、マニュアル整備、障害対策まで担当
これらの経験から、自分の強みは、課題を発見するだけでなく、必要な技術を学び、実際に利用できる状態まで実装することだと考えています。
メディア運営で培ったユーザーの意図を把握する力、情報を構造化する力、利用者が迷わない導線を設計する力も、プロダクト開発に応用できる経験です。
個人開発で実践したこと
2025年4月から「100 Days of SwiftUI」を中心にSwift・SwiftUIを独学し、その後、個人開発アプリ「Re:Mind ランダムリマインダー」をApp Storeで公開しました。
Re:Mindは、日常生活の中で忘れがちな言葉や考えを、ランダムな通知によって思い出すためのアプリです。自分自身の「忙しいと重要なことを忘れてしまう」という課題を起点に、通知する内容をユーザーが毎回選ばなくてよい仕組みとして設計しました。
企画、要件整理、UI設計、技術選定、実装、テスト、審査対応、公開までを一人で担当しています。
主な実装内容は次のとおりです。
- SwiftDataとCloudKitを用いたデータ永続化・端末間同期
- iOSで保留できる通知数を考慮したローカル通知の予約処理
- 通知、UserDefaults、現在時刻への依存をProtocolで抽象化
- Swift TestingとXCTestによる入力検証、データ操作、日時計算、通知予約などのテスト
- Xcode Cloudによるビルドとテスト
iOSアプリ開発の実務経験はありませんが、ドキュメントを調査しながら、設計、実装、検証、App Store公開までの工程を一通り経験しました。現在は、Swift・SwiftUIの理解を深めるとともに、チーム開発や長期運用を前提とした設計を学ぶ必要があると認識しています。
入社後に貢献できること
個人開発だけでは、コードレビュー、複数人での設計判断、大規模なコードベースの運用などを十分に経験できません。これらを実務の中で学び、iOSエンジニアとしての設計・実装能力を高めたいと考えています。
一方で、これまでの経験から、次の点は入社後も生かせると考えています。
- ユーザーの表面的な要望だけでなく、背景にある課題を整理する
- 複雑な情報を構造化し、実行可能な手順へ落とし込む
- 必要な技術を自ら調査し、動作する仕組みとして実装する
- 実装後の利用方法や継続的な運用まで考える
入社後は、まずチームの開発手順と品質基準を理解し、担当する機能を確実に実装できる状態を目指します。その上で、ユーザー理解と改善経験を生かし、技術面だけでなくプロダクト全体の改善にも貢献したいと考えています。